事故物件 恐い間取り(2020年 日本)
個人的総合評価:★★☆☆☆
~あらすじ~
売れない芸人、山野ヤマメは相方の中井からコンビの解消をつきつけられる。そして中井は放送作家を目指すこととなり、京阪テレビの松尾プロデューサーに「芸人が事故物件に住む」という企画を提案し、さらに、その企画をヤマメが行うことなった。彼らの大ファンだった、テレビ局のヘアメイクアシスタントの新人として働く小坂梓から、事故物件に住むことに対し心配の目を向けられるも、ヤマメは事故物件にて生活をはじめ、カメラに記録するという日々が始まった。
段々と怪奇的な現象が起こってくるのと同時に、ヤマメのレギュラー番組決定などといった昇格が進み、ここからヤマメや霊感のある梓へ、次々と怪奇現象が押し寄せる。
この映画に関しては、、、思ったよりは面白かったです。
失礼ですが、前情報をそんなに調べず観たもので、よくある日本のB級ホラーなんだろうな、と思っていたのですが・・・・、思ったよりも流れもしっかりしてはいたと思うし、最後まで観ることができました。
ただ、印象に残る映画かというと・・・・・ごめんなさい(;'∀')
気軽に観る分にはいいのかな、とは思います。
その中で印象にのこった場面は、2件目の事故物件に住んだときに出た、老婆の霊が、電話の留守録に声を残して、聞こえた場面ですね。
あれは少しぞっとしました( ;∀;)本当に実際も流れて聞こえたのかな・・・・。
・気軽に映画を観たい方
・心霊現象が好きな方
・実話に基づいた内容のものが好きな方
・気軽にホラーが観たいという方
こういった方には、たのしんでもらえるのではないかなと思います。
こちらの作品はAmazonプライムビデオにて観られます。↓
ソフィーの選択(1982年 アメリカ)
個人的総合評価:★★★☆☆
~あらすじ~
南部の田舎に住む青年・スティンゴは、作家になることを夢見て、終戦後の1947年に、ニューヨークのブルックリンに移り住みます。安アパートの1階を借り、入居した初日、ドアノブには2階の住人であるネイサン、そしてソフィーからの夕食会への誘いのメッセージと詩集が挟まれていました。
スティンゴが部屋にいると、ドアの向こうから女性の泣き声、男性の怒鳴り声が聞こえてきました。驚いてドアを開けると、階段でネイサンがソフィーを罵倒し、ソフィーは泣き崩れていたのです。ネイサンは、その光景を見ていたスティンゴにも因縁をつけ、どこか行ってしまいました。
その後ソフィーは、夕食会が開けなかったお詫びに、スティンゴに夕食を作って運びにきてくれました。そこでスティンゴは、ソフィーの腕に刻まれた強制収容所の刻印を目にしました。
スティンゴは夕食を済ませたあと、食器を返しに2階へ運びますが、そこには、ネイサンとソフィーが仲直りしている様子がありました。さらにスティンゴは、ネイサンがソフィーの体に顔をうずめ、「僕たちは死ぬんだ」と囁いているところを目撃してしまいます。
次の日、スティンゴはネイサン、ソフィーと遊びに出かけることとなり、その日から、スティンゴにはどこか影のある2人への友情が芽生えていきました。それから、だ段々とネイサン、そしてソフィーが抱える過去、真実を知ることになるのでした。
複雑になりながらも進んでいく展開に、終始目が離せない映画でした。
前情報では、「鬱映画」などでよく上がる作品だったので、そんなに後味悪い映画なのか、と思いながら鑑賞しましたが、個人的にはそんなことはないかな。
ソフィーの抱える闇の深さは、きっと計り知れないでしょう。壮絶すぎる。
これまでの彼女で起きた出来事を見ると、感想としては、どちらかというとハッピーエンド、彼女は解放されたんだ!、というような、そんな印象を持ちました。
あと、メリル・ストリープの演技が凄まじい。
本当にこの女優さんはすごい演技力ですよね。怖いくらい。
ドイツ語のセリフも、流暢に喋られてて。。。
あの選択のシーンなんて、目をそむけたくなるくらい見ていて辛くなるような、そんな演技を魅せてくれますよね。
印象に残ったところはたくさんありましたが、特に印象に残ったのは、2点。
・ラストでスティンゴが言った「彼らはこの地上で虐殺され裏切られ殉教者となった子供の一部にすぎない」という台詞
このセリフを言ったときに、ソフィーはもちろんなんですけど、ネイサンへも、なんか不憫を思ってしまったんですよね。
なぜ精神病になっちゃったのか、とか、映画内ではあまり語られてはいないのですが、きっと何かしらのきっかけで、道を踏み外し、色々と辛い思いを味わってきたんだな・・・と。
・あの有名な「選択」のシーンで、子供が泣き叫びながら焼却炉へと運ばれていく場面
ここは、本当に辛いですよね・・・。なんといえばいいのか。
あの叫び声は、観終わった今でも離れません。強烈すぎる。
あの連れていかれる子供と、子が連れていかれるのを見ることしかできないソフィーのあの目・・・・・辛すぎる。心臓をえぐり取られるような感覚。
・戦争が絡んだの映画を観たい
・ホロコーストに興味がある
・気軽に、というよりかはじっくりと映画を観たい
という方におススメの作品となっております。
「ソフィーの選択」は、Amazonプライムにて観ることができます。↓
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オーディション(1999年 日本)
個人的総合評価:★★★★☆
~あらすじ~
ビデオ制作会社を経営している青山は7年前に妻を亡くし、息子の重彦と二人暮らししている。
ある日、重彦から再婚を勧められ、その気になった青山は友人の吉川に相談する。すると吉川は、映画製作のオークションと称し、応募してきた女優の中から再婚相手探すということを提案した。
そして、青山集められた沢山の書類を見つめていると、”山﨑麻美”という女性の書類が目に留まり、青山はその女性に興味を持った。
オーディションの日、青山は麻美に出会い、彼女に魅了される。その後、吉川は麻美の周辺の人物について調べるが、誰一人連絡がつかないことから、違和感を感じていた。吉川はそのことを相山に伝えるが、青山は彼女に夢中になり、聞く耳を持たず、麻美に段々と近づいていく。
そこから、青山は恐怖への道を歩んでいくことになるのであった・・・。
この映画については、途中までホラー的な展開になる描写もそこまで見えなく、どういうオチになるのだろうと思っていましたが、ラストに向けて、なんとまぁ猟奇的なサイコ・ホラーへと展開していったなぁと思いました。
印章に残るシーンといえば、ラストに向かっていく麻美と青山の拷問のシーン。
麻美が「キリキリキリキリ~」と、笑顔で言いながら青山の体に針を刺していくシーンが、インパクト大ですよね。
痛みしか信じることのできない麻美さん。気持ちはわかるけど、青山さんかわいそうだな~と・・・・( ;∀;)
麻美さんには拷問前に、年齢差はあるけど、きっとこの男は良い人だよ( ;∀;)と伝えてあげたくなりました。(笑)
最後まで観ると、まさかここまでレベルの高いメンヘラ女だとは・・・とびっくりさせられました(;'∀')
ちょっと昔の日本社会を見たい方、女の怖さに少し触れてみたい方、ちょっと派手だけど人間の怖さを描いたホラー映画を観たい方におススメです( *´艸`)
(グロ注意でお願いします。)
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華麗なるギャツビー(2013年 アメリカ)
個人的総合評価:★★★★☆
~あらすじ~
第一次世界大戦の従軍経験者であるニック・キャラウェイが、精神科で治療を受けているところから始まります。ニックが思い入れのあるギャツビーという男との出来事について、紙に書き留め、主治医に開示していきます。
7年前の1922年の夏に、ニックは中西部からニューヨークの一軒家へと引越をしました。引っ越した一軒家の隣には巨大で豪華な屋敷が聳え立っていました。そんな屋敷の持ち主がジェイ・ギャツビーという人物と知り、ニックは見たことないギャツビーと、その屋敷での生活がどんなものだろうと想像しておりました。そんな隣の屋敷では毎週末、盛大なパーティーが開催されておりました。しかし、パーティー会場でギャツビーの姿が出てくることはありません。
ある日、ニックのところに、ギャツビー宅でのパーティーの招待状が届きました。そして、ニックがパーティーへ出席すると、ギャツビーが姿を現したのです。
ニックとの中を深めるため、姿を現したギャツビーには、ニックの親戚でデイジーという女性に会わせてほしいという思惑がありました。ギャツビーは、ある日ニックにデイジーと合わせて欲しいと頼み込みます。ギャツビーとデイジーは、アメリカ戦争に突入する前に愛し合っていた仲だったのですが、そうそうが始まってから、将校として活躍していたギャツビーは彼女に一切連絡もせず、気持ちだけずっと思っていたのです。
そんなギャツビーの頼みに、ニックはデイジーにギャツビーを合わせます。そこから二人は昔のように時を過ごしていくのですが、そこから悲劇への道が開かれていくのでした。
この映画、美術がホントステキ!!!
綺麗で観てて楽しい。
お話の内容は、最終的にはギャツビーという男の悲劇的なお話といった感じで、そこまで深いお話ではない印象です。
これはネタバレになってしまうのか分かりませんが、デイジーという女のクズ具合といったら・・・ね。最後まで観てると。少し腹立たしさも感じましたよ。(笑)
女優さんってすごいね。
印象に残っているところは、ギャツビーの車が、デイジーの夫トムの愛人マートルを跳ねてしまうところです。デイジーを庇うギャツビーの心情を考えると・・・結末まで観たときに、ギャツビーの不幸な運命に、デイジーへの苛立ちが芽生えます。(笑)
少しドロドロな内容ではありますが(笑)、映像がとても綺麗なのと、俳優陣も、レオナルド・ディカプリオがギャツビーを演じたりと、楽しめる作品となっております。
少しドロドロな恋愛劇が観たい方、綺麗な映像を楽しみたい方、レオナルド・ディカプリオファンの方、トビー・マグワイアファンの方などへおススメの作品です!
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グッド・ネイバー(2016年 アメリカ)
個人的総合評価:★★★☆☆
~あらすじ~
高校生のイーサンとショーンは、近所に住む老人・ハロルドにドッキリを仕掛けることを企みました。
ある日の朝、ハロルドが出かけた隙に、2人は彼の家に侵入し、監視カメラやドッキリ用の仕掛けを設置しました。
その日の夜、イーサンが仕掛けを発動しましたが、ハロルドは一切反応しません。さらに、何回もカメラを確認している際、2人はハロルドが毎晩地下室へ地下室へ行っているのが監視カメラから分かりました。ただ、地下室内には監視カメラを仕掛けていなかったため、ハロルドが地下室で何をしているかは分かりませんでした。
そこでイーサンが、ショーンの反対を押し切り、地下室に忍び込みます。そこから、悲劇的な展開へと導かれていくのでした。
この映画は、ラストのどんでん返しっぷりが凄かった印象を受けました。
最後に「そう来たか~!!!」と思わされる作品です。
途中まで観ていると、近所のおじいちゃんがいたずらする若者に逆襲するようなB級感溢れる結末になるのかな、と思いながら観てましたが、凄く切ない結末となっておりました・・・。(泣)
印象に残っているシーンは、やっぱりイーサンがハロルドの地下室に忍び込んでから、ハロルドの奥様との回想のシーンが残ってます・・・。本当に切ない。さらに、伏線の回収の仕方もなかなか面白かったです。
ハロルドが、奥様がご存命のときにプレゼントした「ベル」が、もう忘れられない・・・・(泣)
映画を観て、「騙された!!」といった驚きを味わいたい方、切なさを味わいたい方、これから近所の人にいたずらを計画している方(笑)などにおススメな映画です!
(いたずらを考えてる人はこれを観て、考えて、やめましょうね・・・。)
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年 カナダ)
個人的総合評価:★★★★☆
~あらすじ~
幼馴染で親友同士のタッカーとデイルが、念願の別荘(古い山小屋)を手に入れ、休暇は自分達の別荘で過ごそうと森へ向かうが、同じく森へキャンプに来た大学生のグループから、森の奥に住む「殺人鬼」と勘違いされてしまう。
更に、タッカーとデイルが夜に川で釣りをしているとき、川で溺れてしまった女子大生アリソンを救出するも、その光景を目撃した大学生たちに、「アリソンがさらわれた」と、誤解を招いてしまい、そこから段々と思わぬ方向へと進展していく。
といったお話です。
この映画に関しては、すごくうまい具合に登場人物たちが不幸へと陥っていく様がとても印象的だと思いました。
ウッドチッパーで木を粉砕して作業していたタッカーの後ろから、大学生が襲ってきたときのシーンとか、B級ホラー感あふれる演出で印象に残ってます。(結構グロさ溢れるシーンではありますが・・・)
そんな中でも、タッカーがデイルに「お前は劣等感が強すぎるんだ」と伝えるシーンがあるのですが、なかなかいいことを言う場面もあるんですよね。
そして勇気を出し、デイルがアリソンを助けに行く・・・という、デイルの成長もみられる作品です。(ほっこりはそんなにしない内容の映画ではありますが笑)
特に考えなくても観られる内容と、スプラッター要素もあるのに笑えてしまうコメディ要素満載の作品となっていると思うので、とにかく笑いたい方(グロ耐性は必要)、気軽に映画を見たい方(グロ耐性は必要)におススメな作品です!
Amazonプライムで観られます。↓
ビンゴ(2012年 日本)
個人的総合評価 ★★★☆☆
~あらすじ~
舞台は近い未来、20XX年の日本。
とある罪で収監させられている死刑囚・正哉は、獄中で真弓という女性の写真を見て過ごしていました。
死刑執行の日、正哉を含める25人の死刑囚達は、5×5のマスがある部屋へと移動させられます。
この映画の舞台の日本では、死刑制度の大改正が行われ、ビンゴによって執行されます。
それぞれのマスに設置してある椅子に正哉含める死刑囚達は座らされ、ビンゴが開始される・・・といったお話です。
この映画は、「リアル鬼ごっこ」や「親指さがし」を書いたホラー作家の山田悠介さんによる同名小説を映画化したものです。
結構非現実的な内容にはなっておりますが、死刑囚を救うために集められた人たちの思いや、囚人たちの死刑執行への恐怖心が表現されており、現在、実際に行われる「死刑」という刑について、少し考えさせられる部分もあっった作品かな、と思いました。
最後のオチは、少し胸糞悪い感じもしますが(汗)
最後はどんでん返しが待っている、といった感じの映画となっております。
この作品の中で頭に残っているセリフが、刑務官が囚人たちをビンゴのマスがある部屋に移動させる際に放った「お前達に与えるのは、救いだ」という台詞。
序盤で言われるこちらのセリフ、ここだけ聞くと「あっ、これって意外と死刑囚の皆さん救われるお話なのかなぁ~」と、原作の小説も読んでいない、前情報も全く調べなく鑑賞した私は呑気に思いながら観ていたのですが、そんなことはなかったです(苦笑)。
深読みすると、果たして「救い」というものは何ぞや・・・・と考え込んでしまいます。
劇中は、死刑囚の皆さんの「死」への恐怖、出てくる数字への恐怖、ビンゴがそろってしまうことへの恐怖など、精神的なスリルを味わいたい方にオススメの映画となっております!
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