ビンゴ(2012年 日本)
個人的総合評価 ★★★☆☆
~あらすじ~
舞台は近い未来、20XX年の日本。
とある罪で収監させられている死刑囚・正哉は、獄中で真弓という女性の写真を見て過ごしていました。
死刑執行の日、正哉を含める25人の死刑囚達は、5×5のマスがある部屋へと移動させられます。
この映画の舞台の日本では、死刑制度の大改正が行われ、ビンゴによって執行されます。
それぞれのマスに設置してある椅子に正哉含める死刑囚達は座らされ、ビンゴが開始される・・・といったお話です。
この映画は、「リアル鬼ごっこ」や「親指さがし」を書いたホラー作家の山田悠介さんによる同名小説を映画化したものです。
結構非現実的な内容にはなっておりますが、死刑囚を救うために集められた人たちの思いや、囚人たちの死刑執行への恐怖心が表現されており、現在、実際に行われる「死刑」という刑について、少し考えさせられる部分もあっった作品かな、と思いました。
最後のオチは、少し胸糞悪い感じもしますが(汗)
最後はどんでん返しが待っている、といった感じの映画となっております。
この作品の中で頭に残っているセリフが、刑務官が囚人たちをビンゴのマスがある部屋に移動させる際に放った「お前達に与えるのは、救いだ」という台詞。
序盤で言われるこちらのセリフ、ここだけ聞くと「あっ、これって意外と死刑囚の皆さん救われるお話なのかなぁ~」と、原作の小説も読んでいない、前情報も全く調べなく鑑賞した私は呑気に思いながら観ていたのですが、そんなことはなかったです(苦笑)。
深読みすると、果たして「救い」というものは何ぞや・・・・と考え込んでしまいます。
劇中は、死刑囚の皆さんの「死」への恐怖、出てくる数字への恐怖、ビンゴがそろってしまうことへの恐怖など、精神的なスリルを味わいたい方にオススメの映画となっております!
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